人類は後どれぐらい文明を存続させることができるのだろう?

1億5千万年も続いた恐竜の世界。6千5百万年前に巨大隕石がメキシコ湾に落ちていなければ恐竜はその後どれだけ生きていたのだろうと想像します。それに比べればわずか500万年ほどしか遡れない人類の歴史。文明の歴史にいたってはシュメールの紀元前1万年ぐらいまでしか遡れないのが今の考古学です。仮に文明が10万年前から始まったとしても人間の歴史は地球時間からすればまだほんのわずかです。しかも産業革命以来たった2百年足らず、それこそ一瞬とも言える時間の中で環境を悪化させ、遺伝子を操作し、この地球を壊滅させるほどの核兵器を持つに至ったのには空恐ろしい感を抱きます。突進する科学力、機械力に人間の精神が追いつかない、というより知力と感性がそれらによって鈍化させられている気がするからです。

メキシコ湾に落ちた隕石の破壊力は原爆1億発に相当するそうですが、もし原爆であったなら放射能汚染で地球は死の星となってあらゆる生命はそこで終わっていたはずです。福島原発の事故で放射能の恐ろしさを多くの人が認識したと思いますが、事故から3年が経とうとする今も多くの作業員の方が被爆しながら事故の収束を担っています。自然が起こす天変地異ならば避けようもありませんが、人間が起こす災厄は未然に防ぐ事ができます。核兵器しかり、原発しかり、戦争しかりです。危険な農薬、遺伝子組み換え作物も止める事ができます。1億5千万年はともかく、人間が作り出してしまった危険な核廃棄物の安全管理のためせめて10万年はこの文明が続く事を願うばかりです。

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