矛盾や理不尽を是正するための突破口

現在十分に栄養の取れない飢餓人口は9億6300万人おり、その数は毎年増加傾向にある。毎年約1500万人、4秒に1人の割合で飢餓が原因で死亡している。(Wikipedia )
その一方で例えば国際連合食糧農業機関FAOは2007年の時点で世界は全人類60億を養うに十分な食料を既に生産しており、120億でさえ食料を供給しうる生産力があるとの主張しています。とても恥ずかしい事だけど日本は食料廃棄率世界一。年間2000万トンにもなる廃棄食料だけで飢餓に苦しむ5000万人の1年分になるといいます。米環境保護団体「天然資源保護協会」が発表した報告書で米国人が廃棄する食べ物が年間1650億ドル(約13兆1千億円)に上ると発表しました。飢えで苦しむ人の事を考えれば呆れる数字です。そしてその米国を凌ぐ日本の食料廃棄率。

年間5800万トンの食料輸入に対して1940万トンの廃棄ですからひどすぎる話です。大量生産、大量消費のアメリカ型資本主義は環境や食料問題を考えても、人道的な側面を考えてもこの先持続可能な形態だとは思えません。アメリカに追随して来た日本はアメリカほどの底力はありませんから、これ以上追随すれば日本が再生できなくなる可能性もあります。持続可能な生産力、持続可能なエネルギー、持続可能な社会を目指す事を国是として再出発する時期が来ていると思います。偏狭なナショナリズムも、短絡的なグローバリズムもそれとは逆行します。相手を認めるためのナショナリズム、そして自身を深く認識するためのグローバリズムを身につけて、国内外の諸問題に向き合わなければ持続不可能な国への進路をまっしぐらと言う事態にもなりかねない現状だと思うのです。何故原発を廃絶しなければいけないのかと言う一人一人の認識は、持続可能な社会への第一歩ですし、現代日本のさまざまな矛盾や理不尽を是正するための突破口になる事は間違いないと思うのです。

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