和菓子と風力発電

考えてみれば当然ですが日本は自然エネルギーの宝庫です。海に囲まれ、変化に富む山があり、多くの河川があり、利用できる地熱もいたるところにあります。太陽の恵みも風の力も利用できます。政治的な影響を受けやすくしかも限定的でしかない化石燃料やウランに頼って来た国策があまりにも無責任で先見性のないものであった事かを政府ではなく国民が先に気づいているのが現状です。原発にかかる途方もない経費をもし、自然エネルギーの研究開発に切り替え、小規模発電を多産していたら日本の社会構造は随分健全で明るいものになっていたに違いありません。今もっとも実用的とされる太陽光発電や風力発電にしてもその能力の向上に疑う余地はありませんし、他の分野においても発明や発見がなされる事は十分に想像できます。奈良県の天理市で和菓子店を営む佐藤さんは工作機械メーカーで設計の仕事をしていた11年前にクリーンエネルギーに惹かれ風力発電の研究を始め、日本工業大学の協力を得ながら10年かけて「鳥翼風車」なるものを完成させそれは現在東日本大震災の被災地で活躍しているとの事です。佐藤さんは無風の空を飛び、暴風をも耐えて飛ぶ鳥の羽の構造に着目してアイデアを得たそうです。佐藤さんは「原発事故は人類の破滅の1歩手前で警鐘を鳴らした。真剣に再生可能エネルギーの普及をすすめなければ」と話しています。素材、形、色など和菓子には自然界の知恵が伝統的に取り入れられています。エネルギーに関しても自然界はまさに知恵の宝庫である事を佐藤さんの発明があらためて教えてくれます。

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